『バカ』って言ってよ。
「ルナ!ルナ!」
小学生からの仲で、大親友☆の
【ナナ】が慌てた様子で
私の方へと、駆け寄ってきた。
ちなみに、唯一、私の好きな人を知っているナナ。
「どーしたの?」
私が首を傾げて、尋ねた。
「ぁ、あのねっ!落ち着いて聞いてほしいんだけどっ。」
「うん?と、とりあえず、ナナが落ち着こっ!」
私とナナは、一緒に深呼吸をした。
「ぇ、えっとですね……。」
「????」
「ケンが…こ……告られた。」
「!!??」
「んで、ケンは、それを『OK』したんだって……。」
私は、頭が真っ白になった。
もう―…
何が何だか、わからなかった。
頭に石が乗ったような、衝撃だった。