ロマンの王様
第一章 王様登場
今日も雲は私を追いかける。
逃げても逃げても追いかける。
今日は憧れの学園の入学式。
友達も居ない 憧れの学園。
そんな所へ私は踏み入ろうとしている。
「愛花、頑張ってね!!」
「はーい」
母親が目を輝かせてお弁当を渡す。
…そんなに嬉しい??
喜ぶのも分からなくはない。
だってその学園は……。
超有名なお金持ちの学園。
最初はいやだったんだけど……。
ある日運命の出会いを感じてしまった。
その人はそのお嬢様学校に居るという。
何で私がそんな所に入れたのか…。
それは母親のお陰だという。
なぜかは教えてくれなかった。
「じゃ、気合いれて!」
「はいはい」
そして、私は学園に向かった。