ロマンの王様
第二章 告白
「はぁ…」
私は教室に戻って、溜め息をつく。
そんな私を見た薫。
「ね、龍と何があったの!?」
「…へ!?べ、べべ別に!!」
「動揺しまくりじゃないのよ」
ニヤニヤしながら薫が言った。
実は……
「愛花、俺…」
「な、何よ!?」
「俺、お前が好きかも」
――――――
―――
この事を、薫に話した。
薫は大きな声で、
「龍に告白された!?」
って言った。
「こ、声が大きいよ…」
「えぇ!?早乙女さんが!?」