俺だけの愛しい妹
昨日の光景が、フラッシュバックする。
また、また犯される。
「いやっ、お兄ちゃんっ……」
抵抗はするも、お兄ちゃんにはかなわない。
あたしは勢い欲お兄ちゃんを蹴飛ばした。
あたしの上から転げ落ちる。
それを見て、あたしは急いでリビングから出る。
玄関に向かい、扉に手をかけた。
鍵がかかっている。
焦ってなかなか開けることが出来ない。
「結ー菜」
後ろから抱きつかれる。
「逃げられないよ。俺から。“俺だけ”結菜だもん」
耳にかかる息。
体が硬直して、動けない。
そのままリビングへ逆戻り。
「続き、しよ?」
目の前にいるのは、お兄ちゃん。
血の繋がった、お兄ちゃん。
恋人でも、なんでもない、“お兄ちゃん”。
荒々しく服を脱がされていく。