俺だけの愛しい妹
6:愛しの拷問部屋
あぁ、ついにやってしまったんだ。
“兄妹”という一線を越えてしまった。
いや、俺が結菜のことを一人の女として見ている時点、壊れていた。
ただただ俺に身をゆだねる結菜。
ソファへと横たわり、まるで仔猫のようだ。
逃げようとしたって、そうわいかないよ。
“仔猫”は“飼い主”の言うことは聞かないと。
絡まる舌。
結菜とキスしている。
濃厚で、熱いキス。
「んっ……っ……」
ときたま漏れる声。
あぁ、愛しい。
可愛い。
「結菜、可愛いよ」
何度も繰り返すのその言葉。
好き好き好き。
愛しい愛しい愛しい。
もう、狂うほど愛しいよ。