魔王えの道
ガサガサッバッ…
「ハアハアハアッ…誰?ッ」
『ッ!…びっくりしたー…ってあんたこそ誰ッッてケガしてるじゃない!』
茂みから出てきたのはまだ十歳くらいの子供だった…
「ッそんなのほっといたら治る!君も逃げたほうがいいよ!」
手当てをしようとした手を捕まれグイグイ引っ張る…があたしは動かない
『何切羽つまってるのかわからないけど…ちゃんと傷は手当てしな!ばい菌入るよ』
逆にぐいっと引っ張り腕に閉じ込め手当てをした
「っ//離せ!あいつがくる!ッ」
『あいつって何…』
よと言う前にあたしに影がささり振り返って見ると
(グルルルッ)
私が倒してきた奴より二倍の大きさの獣が出てきた
「ッ来る!!」
子供がそう叫ぶと獣は襲い掛かってくる…まあ、あたしにとっては止まって見えるくらいの早さだから子供を離し受けとめた
「えっ?」
ドサッ
勝負は一瞬で終わった…もちろんあたしの圧勝!殴ったらすぐに気絶しちゃったしね