小さな恋物語
や…やっぱ言うんじゃなかった!!





「夏くん?ごめんね、こんな話して…。」

「愛羅、ごめん。」

「何が?」

「愛羅の気持ち考えてなかった。」

「なんで?」

「水族館…。ほんとは嫌だったんじゃない?」

「そんなことないよ!!愛羅は、今日みんなとこれて良かった。」





ほんとにそう思うんだ。




今日来たから、水族館は嫌な場所になんなかった。




楽しい場所になった。





「愛羅…。今日ほんとは愛羅だけ誘おうと思ってたんだ。」

「ぅえ!?」





夏くん?




いきなりなにを…。





「でも、恥ずかしくなって、姫たちも誘うって言っちゃったんだよね。」

「?どういうこと?」





夏くんは真っ赤だし。




言ってる意味はわかんないし。




なんなんだー?





「あ!!鈍いし!!だから!!俺は…愛羅が好きなの!!」

「えー!?!?」

「愛羅は?」

「愛羅も…愛羅も、夏くんが好きです!!」





そのあと、手をつないで姫達のとこに戻った。





「良かったねー!!愛羅♪夏も、さんざん相談したかいがあったね♪」





相談?





「姫!!しーっ!」





もしかして…





「姫知ってたの!?」

「あたしだけじゃないよ。2人以外みんな知ってた。」

「えー!!」




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