君ヲ想ウ

話す という行為は
彼女にとってとても大きなことで

器用に人と付き合える彼女の
最大の弱点でもあった


”大切な人と居るときほど
話ができなくなってしまう”


そのことに気がついたのは

いつだっただろう




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