生徒会長とゆかいな仲間達
一瞬その場が凍り付き、ようやくその氷がとけたと思うと、隆が口を開いた。
「潰す………。」
「やめとけよ!?」
すごく邪悪なオーラを醸し出した隆の顔をみて、ついつい声をだしてしまう雄大。

やべ……。なんかのせられてる?

雄大はもう何がなんだかわからなくなって、机に伏せた。



−昼休み−
「雄大君、雄大君。」
「うぜぇ消えろ。」
いかにも棒読みの隆の声にきっぱりと言う雄大。
「いいではないか。一緒にご飯を食べよう。……というよりまず止まってくれないかな雄大君。」
「止まるかボケ。」
そう。雄大はその結構長めの脚でめちゃくちゃ大股で歩き続けている。

止まったらお前一緒に飯食う気だろ……。

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