生徒会長とゆかいな仲間達



やはりコイツ……。
本物の馬鹿だ。

雄大は美宇宙の言葉を聞いて、身体の力がいっきに抜けた。
「なんだって俺がそんなこと……。」
「うむ。これからその説明をしよう。」
美宇宙は紙を取り出して、雄大に読むようにと渡した。
「『仙道寺美宇宙。キサマをいや、キサマ率いる生徒会を認めるわけにはいかない。よって俺らはキサマらを廃除する。3年元生徒会。』!?」
雄大はそれを読んで目を見開いた。

は!?
3年に狙われてるのか!?
コイツら。

自体の重さにア然とする雄大。
そんな雄大を見て、話をしだす美宇宙。
「分かっただろ?私達は狙われている。いつ、どこで、誰が狙われるか分からん状況だ。」
「知らん!俺には関係ねぇ。それに俺じゃなくても御嶽や佐久良がいる。」
そういわれて美宇宙は隆と和来の方に目をやる。
そしてため息を一つついてまた雄大に向き直った。
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