生徒会長とゆかいな仲間達

「まったく……このこは誰のどこをボディーガードしてるんだか。」
「消えろ糞ババア。」
「主に、生徒会メンバーの身をです。」
とうとう二人で雄大のことを無視しだした。

な・ん・な・ん・だ！？？
コイツらぁぁぁぁぁ！！？

雄大のストレスも絶賛爆発中でして、そんなときやっと雄大が靴紐を結び終わった。
やっと佳奈子がいるこの家から出られるという開放感から、落ち着きを取り戻す雄大。
「おい。行くぞ。」
「うむ。それでは失礼します。」
「はいはい。またおいでね。」

もう二度と来るんじゃねぇ！！

「雄大ぃ？」
かわいらしく手招きする佳奈子。
雄大はしょうがなく佳奈子に耳を預けて……
「あんたも男ね☆」
「黙れメスゴリラ。」
こんなゴリラに耳なんか預けるんじゃなかったと後悔した。