生徒会長とゆかいな仲間達
『えー。昨日今日の話なので話すことは特にない……………。』
眠い美宇宙の話が始まった。
普通の生徒にとっては、緊張感が張り巡らされて、ピクリとも動けないのだが雄大は普通じゃないので物凄く眠い。

あぁ…………。
眠りの神様がここに…ここ、ここ!ここにいるって。
ほら手が届く………。

と、寝かけた雄大の目に入ったのは、窓の外から美宇宙を狙う弓矢………。
「!??」
そして雄大が見つけたすぐ後にそれは発射され……。
「っぶねぇ!!!!!!!!」

ガシッ。ヒュンッ。

雄大は美宇宙を抱えて床にしゃがんだ。
雄大は動くのが一歩遅く、ほっぺにピッと弓が掠った。
「戸塚!?」
「くそっ!!!逃げやがったか!?」
雄大が窓の外を見たときにはもう誰もいなかった。


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