生徒会長とゆかいな仲間達
隆が言った一言に全員が黙り込んだ。
全員理解してしまったのだ。美宇宙が狙われる理由が……。

つか、これって伝説が悪いだけだろ!?
なんでよりによって、自分の先輩がいるときに生徒会長なんかに立候補したんだ?

雄大は納得いく答えが見つからなくてむしゃくしゃした。
「んで、なんで伝説は生徒会長に立候補したんだ!?こうなることは、たいていわかんだろ!?」
「だから俺に言われてもわかんないって。でも、会長のことだ。絶対理由があるんだよ。」
「私には全然理解できないですぅ。」
「右に同じ。」
雄大だけでなく、伊吹も細田も理解できていなかったようだ。
少しの沈黙がながれて、始めに口を開いたのは伊吹だった。
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