生徒会長とゆかいな仲間達
雄大はそれをポケットにしまうと、こほんと一つ咳ばらいをしていつもの怖い顔に戻った。
周りがおさまったのを確認して、美宇宙は話し出した。
「ところでな、私が昨日考えたのだが、殴り込みに行こうと思う。」

周りが凍り付いた。

「「「は?」」」
雄大以外の三人が一斉に言った。
無理もない。これが当たり前の反応である。
雄大は呆れて声もでなかった。
「む!?何故みんな戸塚と同じ反応をする!?」
「会長………頭を冷やしてはどうでしょう。」
「会長。馬鹿と同じっていうのは気に入らないですが、私も信じられないですぅ。」
「仙道寺………。お前なんか、やるな。」
三人が三人共美宇宙の頭を心配する目で言った。
美宇宙は真剣に言ったつもりだったので、正直大きなショックをうけた。
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