生徒会長とゆかいな仲間達
「おい貴様。会長を知らないですか?」
1時間目と2時間目の間の休み時間。
伊吹は雄大と細田がいる校舎裏に来た。
「伝説?見てねぇけど。どうかしたのか?」
「貴様に話すほどでもないですがぁ……。」
一回言葉に詰まりながら、伊吹は『しょうがない』という感じに話し出した。
「会長が見当たらないんです。」
「購買かどっかにいんじゃねぇか?」
「………これだから低脳動物はどうしようもないんですぅ。」

んだと!?
てめぇから聞いてきたから答えてやっただけだろぉが!!?

キレてる雄大を『まぁまぁ。』と抑える細田。
そんな光景を見ながら話す伊吹。
「どこを探してもいないから、最後の手段として貴様のところに来てるです。それぐらい気付きやがれですぅ。」
「戸塚……森園の言うとおり「ちょっと黙れ!!」」
『あっ。久しぶりですね、コレ』と呟きながら、はははと笑っている細田。
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