生徒会長とゆかいな仲間達

「アイツの事だ。ぜってぇヒントがある。…………………生徒会室だ！！因縁のある生徒会室に何かある！！」
そして雄大はそういってすぐに走り出した。
伊吹は雄大の言葉を聞いたあと、
「根拠がないのは信じたくないですが、今回は例外です。」
そういって雄大のあとに続いた。
「まぁ、頑張れ。戸塚。」
細田はそんな二人の背中を見送りながら昼寝をした。



ガラッ。
「どこだ………。」
雄大は息の荒いまま生徒会室を探り出した。
「…………………あった。」
「どうです？見つかったですか！？」
珍しく大声を出す伊吹。
雄大は見つけた紙を伊吹に渡す。
「また紙ですか……。」
「“美宇宙は預かった。君達は生徒会長を失ってもはや生徒会として、やっていくことはできないだろう。しかし、チャンスをやらんでもない。××公園裏側、倉庫にいる。そこで１１時まで待とう。来るかどうかは君達次第だ。”」
雄大は音読したあと、紙をくしゃっとにぎりしめた。