ドルチェ
「ねーねーあいちゃん!あの、小谷くん?かなりイケてない?!あたしぃ、まじタイプなんだけど!!」
ヤバイ。
今の話を聞かれていたかもしれない。
私の頭の中はどうごまかせばいいかで一杯になって返事どころではない。
「もしもーし?あいちゃーん??」
汐奈が私の顔を覗き込んできた。
「…うん、いいと思うよ!頑張れ!」
…。やらかした。
この言葉が一番のNGワードだった。もし、漣と一緒に居るところや、帰っているところを目撃されたら。
また、嫌われてしまう。
「アハハーっ。まだすきとかじゃないよぉ!ただちょっといいなぁーって思っただけ」
…よかった。
まだなんとかなる。
「そっか、そだね。ごめんごめん。席、座ろっか」
いつのまにか教室についていて、中を見渡すと漣がいろんな人に絡んで迷惑そうな顔をされているのに全く気にしていない。
否。
ただたんに気づいていないだけかもしれない。
漣に対して嫌そうな顔をした人も、3日もすれば打ち解けているだろう。
本当にうらやましい奴だ。
「なんで好かれるんでしょうね」
独り言を言って人と人の間をすり抜けて席に着いた。
ヤバイ。
今の話を聞かれていたかもしれない。
私の頭の中はどうごまかせばいいかで一杯になって返事どころではない。
「もしもーし?あいちゃーん??」
汐奈が私の顔を覗き込んできた。
「…うん、いいと思うよ!頑張れ!」
…。やらかした。
この言葉が一番のNGワードだった。もし、漣と一緒に居るところや、帰っているところを目撃されたら。
また、嫌われてしまう。
「アハハーっ。まだすきとかじゃないよぉ!ただちょっといいなぁーって思っただけ」
…よかった。
まだなんとかなる。
「そっか、そだね。ごめんごめん。席、座ろっか」
いつのまにか教室についていて、中を見渡すと漣がいろんな人に絡んで迷惑そうな顔をされているのに全く気にしていない。
否。
ただたんに気づいていないだけかもしれない。
漣に対して嫌そうな顔をした人も、3日もすれば打ち解けているだろう。
本当にうらやましい奴だ。
「なんで好かれるんでしょうね」
独り言を言って人と人の間をすり抜けて席に着いた。