年下彼女。





- * - - * - - * - - * -




チャイムが鳴った。



ベットに寝転がっていた亜姫は、顔を上げる。

立ち上がって玄関に向かった。



休日の午前10時。

こんな朝っぱらから誰だろう??

ドアを開ける。






「・・・えと・・・伊戸田・・・亜姫ちゃん??」






目の前にいたのは、どこか見たことがある男の人。


えと・・・確か・・・。




「俺、溝端睦月。
ほら・・・この間結婚式挙げた・・・」




あっと小さく声を漏らした。

思い出した。

この間、結婚式を挙げた人。



巧と初めて会った・・・あの会場の主催者。




「えと・・・父なら、会社にいますが・・・??」






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