年下彼女。
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それから数日たって。
俺は放課後、亜姫を呼び出した。
亜姫は少し硬い表情をしながら、俺の後に続いた。
いつものように、事務室2の中に入る。
中は、以前にも増して埃っぽいような気がした。
「うわ・・・なんか、この部屋臭くない」
亜姫が顔をしかめる。
その顔がなんだか面白くて。
ぶぶっと笑ったら亜姫に睨みつけられた。
俺たちはもう、いつも通りの関係に戻っていた。
「きょうはさ・・・言いたいことあって」
俺は亜姫の目の前に立つ。
亜姫が顔を俯かせて・・・頷いた。