年下彼女。
ドン・・・と音がした(・・・多分)。
相手は俺より小さかったらしい。
跳ね返るようにして、相手は床に倒れこんだ。
「すいません!!大丈夫ですか??」
そう言って、倒れこんだ相手に手を差し伸べた。
そして、あっと小さく声を漏らした。
目の前で尻餅をついて痛そうにしているのは、まだあどけなさの残る女の子だった。多分、高校生くらいの。
真っ白なセーラー服に身を包んだ彼女は、俺をキッと睨みつけた。
少女にしては鋭い目線。
俺は思わず、たじろぐ。