年下彼女。




言われた意味が分からず、俺は情けない声を出す。


「・・・悪いけど、付き合えるわけないだろ??」


土井が、にぃっと笑った。

不気味な笑み。






「あたしねぇ、全部ぅ知ってるんだよぉ」







・・・は??


俺は、じっと土井を見た。




「なぁに??
せんせぇ、とぼけてるのぉ??」




土井はにっと笑って、ポケットに手を伸ばす。



そして・・・一枚の写真を俺に、突きつけた。






俺は、言葉を失った。

息をすることさえ、忘れていた。




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