年下彼女。
俺はきっと学校を移動することになるだろう。
もしかしたら、クビになるかもしれない。
それはいい。
ずっとずっと覚悟していたことだ。
亜姫と付き合うと、決めた日から。
・・・だけど。
「きっとこの事バレたらぁ・・・亜姫はぁ、さらし者だろうねぇ。
・・・お父さん、社長だしぃ」
「・・・どうすればいい??」
俺は、顔を俯かせた。
低い声で、言う。
亜姫を傷つけたくない。
亜姫には、これ以上傷ついてほしくない。
亜姫には・・・いつでも笑っていてほしい。
「簡単なことだよぉ」
土井が、ふふふっと笑った。