年下彼女。

2








玄関のチャイムが鳴った。

俺はゆっくりと玄関の扉を開ける。




「・・・亜姫」




目の前にいたのは、亜姫だった。

今日は髪を結んでいない。


彼女は顔を俯かせたままだった。




「中入れよ」




こくりと頷き、玄関口で靴を脱ぐ。


居間に入ってきた亜姫は、いつもと同じように、ソファに座った。





「飲み物、なにがいい??」







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