年下彼女。

4










「あーぁ。巧先生、辞めちゃったねぇ」






隣にいた友達の洋子が、ため息をつく。

あたしは、彼女の顔を見て・・・そっと微笑んだ。




「なんで笑ってんのよ?!亜姫?!」



「いやいや、ごめん!!
洋子がそんなに桐谷先生を好きだとは思ってなかったから」










巧が、学校を辞めた。




土井さん・・・真知子は、あの写真を校長に手渡したらしい。



でも、教育委員会までは流れなかったから、そんなに大事にはならなかった。





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