年下彼女。
「えと・・・ここは・・・」
中学生レベルには、少し難しすぎる問題だった。
さすがに、数学教師の俺が答えられなきゃ、ヤバイけど。
なるべく分かりやすいように説明してやる。
説明している間、亜姫は何度か小さく頷いた。
「あ、そういう意味か」
俺が半分くらい説明すると、亜姫はひらめいたようだった。
変なクマのマスコットのついた青いシャーペンを、動かす。
「つまり・・・こうなるってこと??」
亜姫はあっという間に答えにたどりついてみせた。
「・・・正解」
「やった」