年下彼女。




次の日、朝から彼女を避けまくった。




一番最初にあったのは、一時間目の始まる前。

廊下の前で、だ。


友達と楽しそうに三人で喋って歩いている彼女と、鉢合わせになる感じ。


三人のうち、俺から見て一番右端に彼女はいた。

だから俺は思いっきり左壁に張り付くようにして、通り過ぎた。



「せんせー、おはようございます」



礼儀正しい真ん中の女の子の声に、引きつった笑みを返した。







その奥から飛んでくる、亜姫の鋭い視線には気づかぬフリをして。






2回目に出会ったのは、体育館で。


体育の先生の吉田先生が休んだため、俺が臨時で亜姫のクラスの体育を受け持った時だ。


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