年下彼女。



「硬っ!!痛い!!石頭!!」

「ほら??脳みそいっぱい詰まってんだよ、俺頭いいし」

「黙れ!!インチキ教師」


インチキってなんだよ。

してねぇよ、インチキはよ。

てか、そこ問題じゃねぇよ、俺。


いつの間にか、体育館の中は二人になっていた。

他の生徒達は、教室に戻ったらしい。



「なんでそんな避けんの?!傷つくよ?!」


案外ナイーブらしい亜姫さんは、ふてくされた様子で言った。


俺は少し、顔を俯かせる。

そして、小さな声で言った。



「だって、この間の・・・キ・・・キ・・・」


「キスしたこと??」




「ばっ・・・!!!でけぇ声でいうなっ!!!!!」




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