年下彼女。
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「・・・どうしたんだ、腕の傷」
校門の前で亜姫を引き止めると俺は、彼女を事務室に連れて行った。
事務室といっても「事務室2」とよばれるところで、いつもは物置として使われている。
人が入ってくることは、まず、ない。
事務室は狭かった。
あちらこちらに物が詰め込まれ、散乱していた。
真ん中にある机の周りだけ辛うじて、人が歩けるスペースがあるくらいだ。
南向きに設置されている、唯一の小さな窓からは、太陽の光が差し込んでいる。