年下彼女。
「すっごくカッコいい先輩でね??
あたし達のクラスでも大人気で・・・。
先輩のこと好きな子、たくさんいた。
・・・あたしのクラスをまとめていた、中心の女の子もその先輩のことが好きで・・・。
あたしはその子とは結構仲良かったんだ。
彼女の恋愛相談を聞いたこともあったし・・・だから、彼女が先輩を好きなのも、知ってた。
だからあたしが先輩に告白されて・・・もちろん断ったけど、彼女はすっごく怒っちゃって。
次の日、登校して下駄箱で靴履き替えてたら・・・上から水が降ってきた」
ふっと彼女が笑った。
困ったような、悲しいような、複雑な笑みだった。