年下彼女。





「肉食いてー!!!!!」





さっきまで目の前でシャーペンを走らせていた亜姫が、背伸びをしながら叫んだ。


「お前さ、女の子だろ??
言葉遣い、気をつけろよ」


彼女の答案の解答をしながら、俺は呟くように言う。

亜姫が口を尖らせた。


「だってさー、肉食いたいもん。
頭使ったし。

あ!!巧!!奢ってよ、今日!!」


「ばーろう。
お前に奢る金があんなら、キャバ嬢に会いに行くっての」


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