年下彼女。

2









亜姫はあれ以来、冗談をよく言うようになった。


まぁ、もともと言ってたのは言ってたけど。

話しているとき、無理やりテンションをあげているのが、俺でさえ分かった。



確かに亜姫は笑顔が似合う。

だけど・・・最近の亜姫の笑顔は引きつった様にしか見えなかった。


分かっている。


多分あの言葉は、亜姫にとって相当なショックだったと思う。



だけど・・・あれ以上の言葉は、俺には言えない。

俺が教師であり、彼女が生徒である限り・・・。

俺の答えは、変わらない。




いや、もし、生徒と教師ではなくても・・・・・・。






「巧君、なんだか暗いね」









< 78 / 252 >

この作品をシェア

pagetop