年下彼女。
「一ヶ月前、何でわざわざ初対面のお前と真子を、同じ席に呼んだと思う??」
・・・なんでって・・・。
「友達を増やすため??」
「お前はバカか」
クールな睦月の突込みが、すぐにかえってきた。
「琴音が真子にお前の写真を見せたんだ。
そしたら真子が頼んできたんだぞ、お前に会いたいって」
それってどういうことか分かるよな??
睦月の声に、俺は黙り込んだ。
自分でいうのもなんだけど、俺はどっちかっつーとモテる方だ。
まぁ、それなりに告白だってされてきたし??
中高生時代は、タイプじゃない子ばかりに告白されてたけど。
「それともお前・・・まだ、引きずってんのか」
俺は何も言わなかった。
・・・違う、言えなかった。
「過去だろ??
忘れることは出来ないと思う。
だけど・・・そろそろお前の中で消化しろよ??」