わがままモデル王子は危険な香り
『桜嗣さん、海外のファッションショーをドタキャンした理由は?』
『デザイナーのエリザベスさんと深夜デートをしたって本当ですか?』
『エリザベスさんと一夜を共にしたって、恋人になんと言い訳を?』
テレビ画面の中で
空港内を歩いてる桜嗣を記者が追いかけながら質問をしている映像が映った
桜嗣は何も答えず、無表情で早歩きしていた
黒の帽子を目深にかぶり、旅行鞄を引っ張っていた
『エリザベスさんと何らかのトラブルがあり、ショーをドタキャンをしたんですか?』
『何らかのトラブルって何ですか?』
桜嗣は何も答えずに、車に乗り込んだ
後部座席のドアを閉めた新城さんにマイクが向けられた
『事務所としてこれからどんな対応を?』
新城さんは面倒くさそうにマイクを避けた
「この件に関してはきちんと事務所から文書を出しました」
マイクに拾われないところで新城さんが記者に伝えると運転席に行った
画面がスタジオに戻るとキャスターの二人が大きなため息をついた
『どうしちゃったんですかね?』
『仕事はきちんとこなす方かと思ったんですが』
キャスターが首をかしげた
『はい、報道関係には事務所からこんな文書が届いています』
ファックス用紙が映った
パソコンで打ってあり、一番下にはおばさんの名前が書かれてあった
『デザイナーのエリザベスさんと深夜デートをしたって本当ですか?』
『エリザベスさんと一夜を共にしたって、恋人になんと言い訳を?』
テレビ画面の中で
空港内を歩いてる桜嗣を記者が追いかけながら質問をしている映像が映った
桜嗣は何も答えず、無表情で早歩きしていた
黒の帽子を目深にかぶり、旅行鞄を引っ張っていた
『エリザベスさんと何らかのトラブルがあり、ショーをドタキャンをしたんですか?』
『何らかのトラブルって何ですか?』
桜嗣は何も答えずに、車に乗り込んだ
後部座席のドアを閉めた新城さんにマイクが向けられた
『事務所としてこれからどんな対応を?』
新城さんは面倒くさそうにマイクを避けた
「この件に関してはきちんと事務所から文書を出しました」
マイクに拾われないところで新城さんが記者に伝えると運転席に行った
画面がスタジオに戻るとキャスターの二人が大きなため息をついた
『どうしちゃったんですかね?』
『仕事はきちんとこなす方かと思ったんですが』
キャスターが首をかしげた
『はい、報道関係には事務所からこんな文書が届いています』
ファックス用紙が映った
パソコンで打ってあり、一番下にはおばさんの名前が書かれてあった