わがままモデル王子は危険な香り
「高野さん、ちょっと来てくれる?」
私は顔をあげた
木内チーフが手招きしていた
私は立ち上がると、チーフのいるほうへと走った
首からさげているネームプレートが左右に揺れる
「なんでしょうか?」
書類のミスでもあったのだろうか?
私はドキドキしながら、チーフと一緒に会議室に入って行った
会議室には桜稀さんが座っていた
ピンクのスーツが桜稀さんの可愛さをアピールしている
「桜稀さん?」
「莉緒ちゃん!」
私の顔が緩むと、チーフがのどを鳴らして私を見た
「え…あ、と一之瀬専務」
桜稀さんがくすくすと笑う
「さっそくなんだけど、新しいプロジェクトをね
立ち上げるんだけど…莉緒ちゃんに任せようと思って」
「はひ?」
私はびっくりして声が裏返ってしまった
まだ入社して1年の私が?
「あの…専務?
高野はまだ…新人ですよ?」
「でも誰よりも仕事を頑張ってるわ
それに…莉緒ちゃんがいいと思うのよ」
「はあ…」
チーフが首をかしげながら頷いた
「いいわよね?」
桜稀さんが木内チーフの顔を見た
「ええ、まあ…」
「じゃ、さっそく莉緒ちゃんを部署異動するわね
辞令は明日ね
それと…新しいプロジェクトの部屋を用意したいから
ちょっと莉緒ちゃんを借りるわね
莉緒ちゃんの仕事は木内さんのほうで他の人に
振りわけてちょうだい」
私は顔をあげた
木内チーフが手招きしていた
私は立ち上がると、チーフのいるほうへと走った
首からさげているネームプレートが左右に揺れる
「なんでしょうか?」
書類のミスでもあったのだろうか?
私はドキドキしながら、チーフと一緒に会議室に入って行った
会議室には桜稀さんが座っていた
ピンクのスーツが桜稀さんの可愛さをアピールしている
「桜稀さん?」
「莉緒ちゃん!」
私の顔が緩むと、チーフがのどを鳴らして私を見た
「え…あ、と一之瀬専務」
桜稀さんがくすくすと笑う
「さっそくなんだけど、新しいプロジェクトをね
立ち上げるんだけど…莉緒ちゃんに任せようと思って」
「はひ?」
私はびっくりして声が裏返ってしまった
まだ入社して1年の私が?
「あの…専務?
高野はまだ…新人ですよ?」
「でも誰よりも仕事を頑張ってるわ
それに…莉緒ちゃんがいいと思うのよ」
「はあ…」
チーフが首をかしげながら頷いた
「いいわよね?」
桜稀さんが木内チーフの顔を見た
「ええ、まあ…」
「じゃ、さっそく莉緒ちゃんを部署異動するわね
辞令は明日ね
それと…新しいプロジェクトの部屋を用意したいから
ちょっと莉緒ちゃんを借りるわね
莉緒ちゃんの仕事は木内さんのほうで他の人に
振りわけてちょうだい」