わがままモデル王子は危険な香り
翌日
社長から辞令をもらって、新しい部屋に荷物を持っていった
すでに坂本さんは部屋に来ていて私物の整理をしていた
「高野です
今日からよろしくお願いします」
「坂本です
僕こそよろしく」
私は段ボール箱を一つ
デスクに置くと、坂本さんと同じように私物の整理を始めた
「そうだ
名刺を作っておきました」
坂本さんは白く長い指先で小箱を持つと私の前に差し出した
「あ、ありがとうございます」
私は受け取ると箱の中身を見た
『営業第一特別室
高野 莉緒 室長』と書いてあった
「し…室長?」
私が大きな声があげた
「二人しかいませんが、室長です
僕たちは男性モデルを担当するそうです
桜嗣は知っていますよね?
あと他に5人ほどいるそうです
ファイルが…たしか…」
坂本さんが棚を眺めた
「あった、これです」
坂本さんがファイルを手に取ると私に差し出した
「あ…ありがとうございます」
坂本さんはすごい
桜稀さんは良い人をチョイスしてくれたみたい!
仕事ができる
…室長は坂本さんのほうがいいような気がする
社長から辞令をもらって、新しい部屋に荷物を持っていった
すでに坂本さんは部屋に来ていて私物の整理をしていた
「高野です
今日からよろしくお願いします」
「坂本です
僕こそよろしく」
私は段ボール箱を一つ
デスクに置くと、坂本さんと同じように私物の整理を始めた
「そうだ
名刺を作っておきました」
坂本さんは白く長い指先で小箱を持つと私の前に差し出した
「あ、ありがとうございます」
私は受け取ると箱の中身を見た
『営業第一特別室
高野 莉緒 室長』と書いてあった
「し…室長?」
私が大きな声があげた
「二人しかいませんが、室長です
僕たちは男性モデルを担当するそうです
桜嗣は知っていますよね?
あと他に5人ほどいるそうです
ファイルが…たしか…」
坂本さんが棚を眺めた
「あった、これです」
坂本さんがファイルを手に取ると私に差し出した
「あ…ありがとうございます」
坂本さんはすごい
桜稀さんは良い人をチョイスしてくれたみたい!
仕事ができる
…室長は坂本さんのほうがいいような気がする