わがままモデル王子は危険な香り
「紫音の義兄は海堂不動産の社長で
恋人は海堂物流の社長なんだ」
え?
私は顔を上げた
仕事を終えた私は、王子の部屋で食事をしていた
ホテルのルームサービスを利用して、夕食を王子と食べていた
「紫音のこと、部下に聞いてただろ?」
「うん」
王子のフォークに刺さっているステーキの肉が、私の口の中に入っていく
王子はお肉を食べない
好きなのに
撮影のために食事制限をしている
フランスにいたときは、鳥のささみ以外は肉類は一切口にしなかったと言っていた
フランスでは、たとえ契約モデルでも他に良い素材が見つかれば、簡単に首をきられるらしく
王子はリストラにならないように必死に体重制限や健康管理には人一倍気にしてたらしい
「あいつより、俺のほうが知ってる」
王子は不機嫌に口を曲げた
「やきもち?」
「別に」
「あの状況で、桜嗣に聞くのは変でしょ?」
「ふんっ」
桜嗣は鼻を鳴らして、肉を切ると私の口に入れてくれた
桜嗣との甘い時間が過ぎる
いつ、戸倉さんが部屋に入ってくるか
私は冷や冷やしながら、王子の部屋で過ごした
恋人は海堂物流の社長なんだ」
え?
私は顔を上げた
仕事を終えた私は、王子の部屋で食事をしていた
ホテルのルームサービスを利用して、夕食を王子と食べていた
「紫音のこと、部下に聞いてただろ?」
「うん」
王子のフォークに刺さっているステーキの肉が、私の口の中に入っていく
王子はお肉を食べない
好きなのに
撮影のために食事制限をしている
フランスにいたときは、鳥のささみ以外は肉類は一切口にしなかったと言っていた
フランスでは、たとえ契約モデルでも他に良い素材が見つかれば、簡単に首をきられるらしく
王子はリストラにならないように必死に体重制限や健康管理には人一倍気にしてたらしい
「あいつより、俺のほうが知ってる」
王子は不機嫌に口を曲げた
「やきもち?」
「別に」
「あの状況で、桜嗣に聞くのは変でしょ?」
「ふんっ」
桜嗣は鼻を鳴らして、肉を切ると私の口に入れてくれた
桜嗣との甘い時間が過ぎる
いつ、戸倉さんが部屋に入ってくるか
私は冷や冷やしながら、王子の部屋で過ごした