わがままモデル王子は危険な香り
「桜嗣がうるさい」

「え?」

「あ…えっと桜嗣と飲み友達なんだよ
そのときに聞くんだ
それとメールでも、ね
桜嗣は私宛のメールでも、彰吾のアドレスに送るんだ
体調管理の指導もこいつがしたんだ」

紫音さんが説明をしてくれた

そして大男の腹に肘を入れた

「きちんと文章にしろって言ってるだろ
短文だと、彰吾の言いたい意味を理解できないんだ」

紫音さんが小声で注意をした

「単語じゃなかった
文章にした
主語も入れた…と思った」

「わかったよ」

紫音さんが面倒くそうに返事をした

「それじゃ、もう行くね」

「はい、お疲れさまでした」

紫音さんは手を振って、部屋を出て行った


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