わがままモデル王子は危険な香り

モデル的愛し方?

王子の手当てがいいのか
私の傷口からの出血がなくなってから一週間が過ぎた

「だいぶ、傷口が塞がってきたな
痛みも和らいできただろ?」

「痛みはもうないです」

私はズボンをはくと上から傷口を触った

「良かったな」

王子が笑った

救急箱をしまうと、王子は立ち上がって廊下に行った

王子の携帯が鳴った

液晶画面には女性の名前があった

私は携帯を手に取ると、王子のあとを追いかけた

「携帯が鳴ってるよ」

「ああ」

王子は収納扉をしめると携帯を受け取った
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