わがままモデル王子は危険な香り
『3キロ減に成功!
今夜の体重測定
無事に終了
一週間で3キロ
いいペースだと思わない?
来週にはベスト体重になっているといいけど
世の中そんなに甘くないってね
あー、なんか無性に肉が食いてぇ
こってりした肉が…俺を呼んでるぜ』
王子の腕の中で、私は桜嗣のブログを読んだ
いつの間に更新をしたのだろう
王子はすやすやと寝息をたてて眠っている
私は布団から出ると、服を着て王子の部屋を出て行った
おばさんの部屋に戻る
おばさんはまだ起きていた
老眼鏡の眼鏡をずりおろして、私の姿を見ると苦笑いをした
「とうとう抱かれちゃった?」
「すみません」
「同意?」
「まあ…同意って言うんでしょうか…」
おばさんが肩をすくめるとため息をついた
「桜嗣が脅した?
他の女を抱かないんだから
マンションから一歩も出ないお前なら
抱いてもいいだろう?
マスコミはあんたを知らない…とか言われた?」
「なんで?」
「だいたい正解しているみたいね」
あばさんがにっこりと笑う
「桜嗣の考えそうなことね~
素直に言えないものかしら…莉緒が好きだってね」
「いや…好きではないと思います」
「まあ、いいわ
莉緒が嫌なら、抵抗していいのよ」
「はい」
今夜の体重測定
無事に終了
一週間で3キロ
いいペースだと思わない?
来週にはベスト体重になっているといいけど
世の中そんなに甘くないってね
あー、なんか無性に肉が食いてぇ
こってりした肉が…俺を呼んでるぜ』
王子の腕の中で、私は桜嗣のブログを読んだ
いつの間に更新をしたのだろう
王子はすやすやと寝息をたてて眠っている
私は布団から出ると、服を着て王子の部屋を出て行った
おばさんの部屋に戻る
おばさんはまだ起きていた
老眼鏡の眼鏡をずりおろして、私の姿を見ると苦笑いをした
「とうとう抱かれちゃった?」
「すみません」
「同意?」
「まあ…同意って言うんでしょうか…」
おばさんが肩をすくめるとため息をついた
「桜嗣が脅した?
他の女を抱かないんだから
マンションから一歩も出ないお前なら
抱いてもいいだろう?
マスコミはあんたを知らない…とか言われた?」
「なんで?」
「だいたい正解しているみたいね」
あばさんがにっこりと笑う
「桜嗣の考えそうなことね~
素直に言えないものかしら…莉緒が好きだってね」
「いや…好きではないと思います」
「まあ、いいわ
莉緒が嫌なら、抵抗していいのよ」
「はい」