わがままモデル王子は危険な香り
「ねぇ…寝る意味が違う気がします」

ベッドの中で、王子は私の体を弄ぶ

指先を器用に使って、私の弱い箇所を捜し当てては、執拗に攻める

「気持ちいい?」

「どうして?」

「気持ち良いって思ってもらいたいから」

「え?」

「多田野のせいで男女間の快楽を不快に思ってるだろ?
だから俺は莉緒に気持ち良さを知ってもらいたい」

王子が微笑んだ

「で? 気持ちいい?」

「えっと…う、うん」
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