SPIRIT
「輝樹くん…あれ輝樹くんなのか!!じゃあ、お前…」

オヤジが俺に飛びかかって、アイスコープを無理矢理引き剥がした…
思い切り不意を突かれたから逃げられなかったし…

「直哉…なんで…なんでこんな危険な事…」
「え!?あれって殿橋警部の息子さん…」
「マジ!!」
「目が水色に光ってるけど間違いないよ…
俺前に殿橋警部に忘れ物届けに来たときに会った事があるから…
確か2番目の息子さんだったと思うけど…」
「でもなんで目が光ってるんだ?」
「知らないよ…」

「殿橋警部…とりあえずここから離れてください…」
「何する気だ…巧…」
「まだ完成したワケじゃないけど…俺の最強術ぶち込む!!!」
「巧、まだアレはムリだよ!!」
「俺がやる…さっきあの女が使った津波…一か八かやってみる!!」

「直哉!!オーバーロードしたらおまえ自身にリバウンドするんだぞ!!」
「分かってるって…でもここを切り抜けなきゃ…人に未来はない!!」
「俺、輝樹連れてくる…」

義和が既に血塗れ状態の輝樹を連れて俺らのところへと戻ってきた…
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