SPIRIT

「あの…俺ら直ぐに帰れない状況？」
「直ぐに帰っても無駄死にするだけだ…海生高校理事長と殿橋警部殿には使いを出したから安心しろ…」
「で、さっき言ってた最上級唱詠術って？」
「あぁ…そなたらの属性の一番強力な術の事だ…精霊の力を得ても今の状態でミクロマーナーを着けても四天王には勝てぬ…」
「それは悔しい…」
「期間は一週間…それまでに何としてもそなたら４人に唱詠術を全てマスターしてもらうつもりだ…」
「い…一週間！！」
「スパルタになるから覚悟しておけよ…」

その後、ケムエルって天使が俺達のオーラと同じ色の羽を持つ天使を４人、そして普通の白い羽の天使を連れてきた…

「姫巫女…幼体って事はまだ処女か？」
「ミカエル…処分されたいか？」
「何だよウリエル…気になったから聞いただけだろ…」
「言動を慎め…ミカエル…あまり命令違反やそのような事が過ぎると心の雫を取られるぞ…」
「へいへい…」

心の雫って確か…俺達がいままで堕天使たちから奪ってたアレか？