SPIRIT
「今の服装がミクロマーナーに記憶された…
今後、わざわざ着替えなくともチェンジという言葉を言えばその服装にチェンジできる。
それと、コレは着替えだ…人間世界にいるそなたらの父親が持たせてくれたものだ…」
「オヤジたちは…」
「安心しろ…かなり心配はしていたようだが…一週間後に戻ってくると知って喜んでいたそうだ…」
「そっか…」
「最も、人間世界に戻ったらそなたらマスコミ攻めだがな…」
「え!?」
「メルヴィスとの戦いに負けた後、人間世界では大騒ぎになってると言っただろう…
警察関係者が倒れてる中で、そなたらは既にヘルヴィムに連れて来られていたし、
その場にいた警察関係者が口を揃えて同じ事を言った…
今では我の養父であるロス警察の警視総監も日本に来て堕天使達の確保に協力してくれている。
人間世界ではヘルヴィムとの最終戦争が行われるとマスコミが騒ぎ立てたというワケだ…」
「成る程…」

その後、海月は現在人間世界に起こっている事を教えてくれた…

「俺の家に伝わる話と同じだ…」

『我が一族を創りし者
8枚の翼羽ばたかせ
自らの力を与えし4人の従者と共に
この地に光を蘇甦えさん…
氷を操り、雷を降らせ、
光を起こし、火の光も届かぬ闇を引き出す者。

祠に全てを残し、この世去りし時、1つの予言を残す…』
〔この世再び闇に染まりし時、4人の従者は他の地で命を落とし、我は再びこの地に舞い降りる〕
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