SPIRIT
あれ…津波かよ…
俺達は突然放たれた津波を避けて、オヤジ達の前に姿を現してしまった…

「お前達…確保だ!!!」
「警察にはムリだ!!!」

俺達は警察が飛び掛って来たが、とりあえず逃げる。

「なんなの…あいつ…」
「知るか!!今まであんな強いのいなかったし…」

「警察の皆様方…ここは私が…」

警察では俺達を捕まえられるワケがなかった…でもここじゃ…俺達の術すら使えない…
人通りの多い所でエレメンタルアロー以外の術なんか使ったらそれこそ回りに被害が出るし…

でもそのメルヴィスって女、そんなのお構いなしに術を放ってきた…

「アクアレーザー!!!」
「ちっ…」
[とりあえず作戦変更だ…この女、人が少ない場所まで連れてくぞ!!]
「了解…」

巧の指示の直後、俺達は一度引く…そして、人通りのいない公園までその女を連れてきた…
って警察まで連れてきやがったこの女…
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