闇影
ドアの取っ手に
手をかけた時、

「き・・・きゃっ!!!!」


小さな悲鳴。


一瞬の出来事だった。

ユッコだけが

車にひかれていた。

「ユッコ・・・!!」
口にだした時には
遅かった。

―――グシャッ―――
ユッコがつぶれる
鈍い音。
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