騎士の姫は宇宙人ッ!?
俺達の教室がある1年校舎。
女子の転校生と聞いて、いつもより学校に来ている奴が多い。
その真ん中を悠々と歩く俺と辰巳。

1年ばかりではなく2、3年関わりなく気にいらねー奴等をぶっ飛ばしていたら、いつの間にか俺らにがんつける奴や絡んでくる奴等もだいぶ減ってきた。

そして、今に至る。


「‥てかさぁ~…朝会ってどこですんの?」
「……さぁな‥」

全校朝会など出たことねー俺達が知る訳ない。

この廊下にたむろって俺達に道を開けてる奴等も、たぶん知らねーからここにいるんだろ。


「‥興味ねーし…寝る…」
「だね♪俺は興味津々だけど場所ワカンナイしぃー♪」

目的が決まり俺達の教室を通り過ぎ、今では俺と辰巳しか使わなくなった屋上へ向かう。

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