幸せって?
美羽はソファに腰をかけているお爺さんに話しかけた。
 
『お爺さん、五百円貸してくれませんか?』
 
『何に使うんじゃ?』
 
お爺さんはいきなりの美羽の言葉に疑問をもっていた。
 
『意識も戻ったみたいですし、何か買ってきてあげようと思いまして!』
 
お爺さんは財布から五百円ではなく、千円を差し出すと、美羽に渡した!
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