幸せって?
そして、袋からカミソリを出すと、左手首を切った。
 
【ポタリ...ポタリ...】
 
腕を伝って血が下に落ちる。
 
『ご..めん..ね..健..太』
 
美羽はそう言うと目をつぶった。 
『...羽...羽...み..羽...美羽!』
 
眠りかけていた美羽はその声で目を覚ます。
 
美羽の目の前にいたのは、なんと....。
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