幸せって?
健太はあの後家に帰って母の大切にしていたものを探していた。
 
『美羽。これは実の母親が大事にしてたものを僕にくれたんだ!』 
健太の手の中にあったもの。
それは...母子手帳に一枚の写真。
 
母子手帳には『健太』『美羽』と記されていた。
 
そして病院で撮ったらしい写真にはお父さんとお母さんそして私たち二人が写っていた。
 
『これは?...どういうこと?』
 
美羽は分からなかった。
 
どうして私の母子手帳に健太の名前まで載っているのか。
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