ファーストキス?
~校門で~
「あゆ!ありがと。ここからは一人で行くよ。」

「うん。がんばって♪」

「ありがと!じゃあね、また明日☆」

「うん。」




もう、みんな帰っちゃったみたい。
誰もいない・・・
浅田君も帰っちゃったかな・・・・・・・

いた!!
浅田君遅くなったのに待っててくれたんだ。



「浅田君。ごめんね。」

「別にいいよ。バレー部の用事だろ?」

「うん。」

「で、昨日の返事は、OKです。
付き合ってください///」

「え?ほんとにいいの?」

「俺は好きな女じゃないと、
OKしない///」

「ありがとう///」

「じゃあ、帰ろ!」

「うん!」





「ねえ、浅田君。」

「あのさ、浅田君ってのやめてくれない??」

「じゃあ、なんて呼べばいいの?」

「芳樹に決まってんじゃん。」

「うん。分かった。
じゃあ私のことは、悠って呼んでね?」

「お、おう!」

「ねえ、手繋ご///」

「いいの?」



悠は、質問に答える代わりに、
俺の手を握ってきた。
握るっていうか、指をからませてきた。

いわゆる、恋人繋ぎ??ってやつなのかな?
でも、今まで片思いだった子と、
こうやって、手つなげるなんて夢のようだよ・・・

< 17 / 66 >

この作品をシェア

pagetop